発泡スチロールの処分方法|排出事業者向けに費用や分別方法まで解説
発泡スチロールは、重量こそ軽いものの、体積が大きくかさばる資材です。
そのため、発泡スチロールの処分に悩んでいるという声を多く聞きます。
この記事では、発泡スチロールの処分にお悩みの方に役立つ情報やお悩みの解決方法をお伝えします。
- 発泡スチロールを処分する適切な方法が分からない。
- 適切に発泡スチロールを処分してくれる業者を探している。
といった方にオススメの内容となっています。最後までお読みいただき、環境保護を考慮した発泡スチロールの処分をご検討ください。
弊社は、東京23区を中心とした廃棄物収集運搬及び処分リサイクル会社であり、年間数千トンもの廃棄物を適正に運搬・処分している会社です。
下記のリンクから無料でお問い合わせいただけますので、困っている人は是非一度ご相談ください。
利根川産業における発泡スチロールの処分方法
利根川産業のモットーは、「分ければ資源、混ぜればゴミ」のスローガンに集約されています。これを念頭に置いて、廃棄物をできるだけリサイクル可能な方法で処分しています。
発泡スチロールについても同様に、地域や地球全体の環境保全を意識した処分方法を採用しています。
発泡スチロールは、おおまかに言って、廃プラに分類されます。利根川産業では、発泡スチロールを、ペレットやインゴットなどに加工して、再利用可能な資源へとリサイクルします。
発泡スチロールを処分するのにかかる費用
発泡スチロールの処分には、どのくらいの費用がかかるでしょうか?
個人であれば自治体のゴミ回収などに出せば、廃棄にかかる費用は袋代くらいです。ただし、企業が事業活動から排出された発泡スチロールは、産業廃棄物の廃プラスチック類に該当し、産業廃棄物の収集運搬業者へ委託する必要があるため、個人で廃棄するような料金では処分することはできません。
発泡スチロールの処分を専門業者に依頼すると、1キロあたりおおよそ80円〜110円ほどの費用がかかります。
料金は、業者によって異なることはもちろん、発泡スチロールの形状や汚れなどの状態によっても変わりますので、注意が必要です。
やってはいけない!発泡スチロールの処分方法
発泡スチロールは産業廃棄物(廃プラスチック類)であり、処分方法によっては自分自身や周辺の環境に重大な影響を及ぼす可能性があります。
特に、以下のような処分方法は避けるようにしてください。
- 私有地で燃やす
- 溶かしてから処分する
こうした処分方法以外でも、自身で発泡スチロールを処分すると、周りの環境や周囲の人の健康を害する恐れがあります。発泡スチロールの処分は産業廃棄物収集運搬業者を取得した専門業者に委託することが望ましいでしょう。
私有地で燃やす
発泡スチロールを燃やすと、真っ黒なススが発生することがあります。近隣の迷惑となる可能性があるため、発泡スチロールを燃やして処分するのは絶対にやめましょう。
このススは二酸化炭素の発生に由来するもので、閉塞空間では最悪の場合、酸欠症状を引き起こす危険もあります。
発泡スチロールに限らず、ゴミを私有地で焼却処分すること自体、違法です。廃棄物処理は、必ず必要な許可を取得した産業廃棄物処理業者に依頼するようにしてください。
溶かしてから処分する
発泡スチロールは、そのままではかさばるため、溶剤などで溶かして容積を減らす処分方法が考えられているようです。ネットでは発泡スチロールを液状化する溶剤を紹介したり、溶かしてから処分する方法を案内しているページも見受けられます。
しかし、こういった溶剤の使用は、危険を伴いますので発泡スチロールの処分には用いないようにしましょう。
まず、溶剤自体の可燃性が非常に高く、これを用いて液状化した発泡スチロールもまた引火の危険性が非常に高くなります。また、発泡スチロールを溶かす過程で有毒ガスが発生する可能性もあり、大変危険です。
利根川産業では、安全な発泡スチロールの処分を安価で提供しています。下のボタンから、利根川産業に無料お問い合わせができますので、今すぐにアクセスしましょう。
発泡スチロールリサイクル方法についてご紹介
利根川産業では、産業廃棄物である発泡スチロールをリサイクルし、安全で高品質なプラスチック原料を再生産しています。
リサイクルの工程をおおまかに説明すると、以下のとおり。
- 異物排除
- 粉砕
- 溶融
- 冷却
- 裁断
- ペレットまたはインゴットに整形
リサイクルの仕組みについては以下の動画で詳しくご覧いただけます。
また、実際の発泡スチロールリサイクルの処分場の様子を見てみたい方は、下の動画をご覧ください。
発泡スチロールは、リサイクル工程を経てインゴットもしくはペレットの形に整形され、合成木材やその他様々なプラスチック製品に生まれ変わります。
【インゴット】
色付きの発泡スチロールや緩衝材などは、圧縮され、板状のインゴットとして出荷されます。
【ペレット】
魚などの食品搬送に用いられる白色の発泡スチロールは、小粒棒状のペレットに整形されます。
発泡スチロール100%リサイクルで安心・安全
魚箱、農産箱、家電・精密機器、家具の緩衝材等の処分にお困りではありませんか?
利根川産業は、焼却処分が一般的であった20年以上前から、発泡スチロールのリサイクルに取り組んできました。発泡スチロールリサイクルにおいては業界トップクラスの処理能力を有しています。
また、再生産したプラスチック原料はすべて国内の企業に売却。回収した発泡スチロールすべてが再利用される仕組みを整えていますので、安心して処理をおまかせいただけます。
利根川産業に発泡スチロールの処分をご依頼いただくだけで、資源の有効活用、地球環境の保全に寄与することになるのです。
廃棄物処理法コンプライアンス対策も万全
利根川産業の発泡スチロールリサイクルは、廃棄物処理法にもとづき、以下のような基本的対応を完璧に行っています。
- 廃棄物処理法に準拠した契約書の取り交わし
- マニフェストの発行(電子マニフェストにも対応可)
マニフェストは、廃棄物の処理が適正に実施されたかどうか確認するために排出事業者が作成する書類のこと。利根川産業では、必要事項を適正に記載したマニフェストを発行しており、依頼者様が書類作成する手間を省くことができます。
また、お引き受けした発泡スチロールのリサイクル処理は基本的に受け入れ日の翌日までに完了します。したがって、廃棄物処理の最終処分確認まで、お待ちいただくことがありませんので安心です。
発泡スチロール明朗会計&処分費の健全化
利根川産業では、発泡スチロールの処分費を分かりやすく適切に行っています。
具体的には、一般に行われている容積(㎥)ではなく、重量単位(kg)で処分にかかる料金を計算します。
発泡スチロールは、その形状がさまざまであるため、容積による計算では料金計算が曖昧になってしまいがち。同じ重さでも、箱状の発泡スチロールと板状のものとでは箱状の発泡スチロールの方が処分費用が高くなります。
その点、利根川産業では、重量で計算を行うため、より分かりやすくクリアな料金体系となっています。
発泡スチロール事前テストでトラブル防止
発泡スチロールには、様々な種類があり、使用されていた状況などによって状態も異なります。
利根川産業では、事前に実際の発泡スチロールのタイプや状態のチェックをしています。リサイクルは可能か、費用はいくらかかるのかなど、丁寧に説明しますので安心です。
また、発泡スチロールの処分やリサイクルについて疑問・質問があれば無料でお問い合わせに対応しています。コチラから、利根川産業の無料お問い合わせをご利用ください。
発泡スチロール搬入までの流れ
利根川産業に発泡スチロールの処分をご依頼いただく際は、おおむね上の図に沿った流れで進んでいきます。
【①お問合わせ】
まずは、下記フォームから利根川産業に無料でお問い合わせください。発泡スチロールの処分に関するご質問や疑問に、丁寧にお答えいたします。
【②課題の確認】
発泡スチロールのタイプや状態や、お客様の立地条件・搬出車両の入庫の可否など、丁寧なヒアリングを行います。課題があれば、適切な解決方法を提案いたします。
【③サンプル分析】
処分予定の発泡スチロールのサンプルを採取し、どのようなリサイクルが可能か、料金はどのくらいかかるかなどを分析します。
【④料金提示】
発泡スチロールの処分・リサイクルに必要な料金を明確に提示します。
【⑤契約締結】
料金や処分方法など、各条件にご同意いただければ、正式に契約締結となります。
【⑥搬入開始】
契約締結後、発泡スチロールを搬入して処分・リサイクルを行います。
発泡スチロールの分別方法
発泡スチロールは、どんな状態・タイプでもリサイクル可能ではありませんので、注意が必要です。
上に掲載した図で、おおまかな判断基準を示しています。実際に発泡スチロールのリサイクルを検討する際には、自治体や処理業者によるチェック作業が必要です。
以下では、リサイクルに適した発泡スチロールはどんなものかを詳しく解説。逆に、リサイクルに向かない発泡スチロールの特徴も説明します。
リサイクルに向かない発泡スチロールでも、すぐに諦めてしまうのは早計です。利根川産業は、丁寧なヒアリングとサンプル分析で、なるべく多くの発泡スチロールを再利用したいと考えています。
ぜひ、こちらのリンクから利根川産業の無料相談をご利用ください。
発泡スチロールリサイクルに適したもの
リサイクルに適した発泡スチロールは、以下のようなものです。
- 生鮮食品の運搬容器(魚箱・青果箱)
- 家電、OA機器、家具などの緩衝材・梱包材
これらの共通点は、白色または単色で、耐熱性の低い発泡スチロールであること。こうした発泡スチロールは、良質なプラスチック原料として再生産しやすいのです。
したがって、処理・リサイクルにかかる費用も少なめになる傾向があります。
以下で、それぞれの特徴や注意点について詳しく見ていきましょう。廃棄予定の発泡スチロールがリサイクルに向いているかを判断する材料にしてください。
生鮮食品の運搬容器(魚箱・青果箱)
市場からスーパーなどに魚や青果などを運搬する際には、発泡スチロールの容器が用いられます。これらの発泡スチロールはほとんど全てが白色で、耐熱性も低いため、リサイクルに最適です。
このような発泡スチロールはペレット状に整形され、食品トレーなどの生活に密着した、高い衛生状態を要求される製品に用いられます。
スーパーや鮮魚店、青果店では、こうした発泡スチロールを大量処分する必要があります。こうした事業者の方は、ぜひ、適切なリサイクル業者に処分を依頼することを検討しましょう。
家電、OA機器、家具などの緩衝材・梱包材
家電やOA機器・家具などは通常、ダンボールに梱包されています。その中には、運搬のための緩衝材として発泡スチロールが用いられているケースがほとんどです。
運搬・設置サービスを提供している家電量販店や家具販売店では、基本的に梱包資材を引き取ることが多いことでしょう。こうした場合には、大量の発泡スチロールを処分する必要が生じます。
また、緩衝材・梱包材として用いられる発泡スチロールは白色・低耐熱性である場合がほとんどで、リサイクルに適しています。
発泡スチロールリサイクルに適さないもの
廃棄処分する発泡スチロールの中には、リサイクルに向かないものもあります。
例えば以下のような発泡スチロールは、リサイクルすることが困難、または不可能となってしまうので注意が必要です。
- 厳しい汚れが付着しているもの
- 印刷シールやマジックなどの書き込みが多くあるもの
- 難燃性のもの
- 発泡材の中に異物が混入するもの
共通する特徴として、異物混入と色の問題があります。また、耐熱性が高いものは溶融が困難となるためリサイクルが難しくなります。
厳しい汚れが付着しているもの
廃棄処分する発泡スチロールには汚れがつきものですが、洗浄困難な汚れがあるとリサイクル作業が難しくなります。
より上質なプラスチック原料として発泡スチロールを再生するには、白色のものが最適。もともと白色の発泡スチロールであっても、洗浄困難なほど汚れていると、白色発泡スチロールとして扱うことができません。
こうした発泡スチロールを上手にリサイクルするためには、汚れが沈着してしまう前に洗い流すなど、廃棄事業者自身の工夫・努力が必要となります。
印刷シールやマジックなどの書き込みが多くあるもの
発泡スチロールにたくさんの印刷があったり、大きなシールが付着していると、汚れと同じようにリサイクル可能性を損ないます。マジックなどでの書き込みが大量にある場合も同様です。
これらは業務上必要なものですから、完全になくすのは難しいでしょう。
リサイクルを考えるならば、印刷・書き込み・シール添付を必要最低限に抑えることが大切です。また、剥がしやすいシールを採用し、処理に出す前段階で取り除くことにより、発泡スチロールのリサイクル性が高まります。
難燃性のもの
発泡スチロールは用途によって、燃えにくい加工を施したものがあります。難燃性の発泡スチロールは、再生過程において必要な溶融処理が困難となり、リサイクルに適しません。
一般的に、断熱材などとして用いられていた発泡スチロールは難燃性であることが多いと考えられます。
処分したい発泡スチロールの耐熱性・難燃性を判断するには、専門的な知識が必要です。発泡スチロールの処分・リサイクルを検討する際には、専門の業者に相談するようにしましょう。
発泡材の中に異物が混入するもの
あまり多くはないものの、発泡スチロールの中には、木材や金属・その他のプラスチックを埋め込んだ製品が見受けられます。
こうした異物が混入している発泡スチロールは、リサイクルに適しているとはいえません。
もちろん、利根川産業では、異物が混入した発泡スチロールのリサイクルにもできるだけ柔軟に対応しています。それでも、より効率的なリサイクルのためには、工夫が必要です。
- 異物が混入していない発泡スチロールを利用する
- 回収前に異物を取り除く
といった対応を検討するようにしましょう。
発泡スチロール処分にお困りの方
利根川産業は、発泡スチロールの処分において都内有数のリサイクル設備を有しています。また、発泡スチロールの処理を安心してお任せいただけるよう、各種コンプライアンスの対応にも万全を期しています。
資源の有効活用や環境に配慮されている事業者の方々はぜひ、利根川産業に発泡スチロールの処分・リサイクルをご依頼ください。
最後に、利根川産業に発泡スチロールの処分・リサイクルをお任せいただくメリットを3つ、紹介させていただきます。
少量の持ち込みも歓迎
利根川産業では、少量であっても、発泡スチロールの処分を喜んでお引き受けします。
発泡スチロールの保管場所が狭かったり、処分する発泡スチロールがあまり発生しない現場にも柔軟に対応させていただきます。
また、搬出車両の進入が困難な場所や立地でも、お客様と一緒に解決方法を考え、提案しますので、安心してご相談ください。
利根川産業は、規模にかかわらず、環境や資源に関心をお持ちの事業者様を歓迎いたします。どうぞ、お気軽に利根川産業に発泡スチロールの処分をご依頼ください。
その他のリサイクル原料も同時受付も可能
ペレットやインゴットといった形での再生が困難な発泡スチロールであっても、RPFという固形化燃料に再生することが可能です。
利根川産業には、発泡スチロールをRPFに再生する技術・設備が整っています。
また、発泡ウレタン・断熱材・建築用・畳の芯材・発泡トレーなど、類似の廃棄物についても、利根川産業でリサイクルできます。
リサイクルが難しいかもしれない発泡スチロールや、その他の廃棄物の処分についても、いちど利根川産業に問い合わせてみましょう。
お問い合わせは無料。下のボタンをクリックして、利根川産業にすぐ、問い合わせることができます。
発泡スチロール工場見学も随時受付中
利根川産業では、発泡スチロールのリサイクル処理工場を見学していただくことができます。
見学は無料ですが、事前にお申込みが必要ですので、その点ご了承下さい。
工場見学の際には、係員が設備や作業内容について詳しく、丁寧に説明させていただきます。
ぜひ、工場を見学して、廃棄物である発泡スチロールが立派なプラスチック原料に生まれ変わる過程をご覧ください。
工場見学をご希望の場合は電話にてお申込みください。
監修
利根川 靖
株式会社利根川産業の二代目経営者。業界歴20年で東京都廃棄物の組合理事も兼任。
廃棄物業界を盛り上げようと地方の業者と連携。得意分野はITツールにて生産性を高めること。
これからの若い人材が業界で働きたくなる魅力づくりに奮闘中。