2021.02.09 業界情報
都内のごみ収集業者は何社あるの？東京23区（特別区）事業系一般廃棄物許可番号のまとめ
・ごみ収集車に記載している番号って何だろう？
・東京の廃棄物（ごみ問題）について興味があるんだよねー。
・新たに会社の廃棄物担当を任されたけど、ゴミ関係の知識をつけたいんだよなー。
・東京で一般廃棄物の許可業者は何社あるの？
昨今SDGs（持続可能な開発目標）などで定められるように、企業は環境問題にしっかりと向き合い、次世代に続く地球環境保全を行っていかなくてはなりません。
身近な環境規制と言えば、レジ袋有料化であり、プラスチック削減に向けた動きではないのでしょうか。
弊社は東京23区を中心とした廃棄物収集運搬及び処分リサイクル会社であり、年間数千トンもの廃棄物を適正に運搬・処分している会社です。
廃棄物許可に関しましては、東京都特別区一般廃棄物850号を取得し業を営んでおります。
この記事に書かれている内容は以下のようになります。
「廃棄物収集業者数」、「許可番号」、「区別の許可業者数」「関東近隣の許可業者数」「全国の一般廃棄物処分量」
この記事を読むことで東京２３区ごみ問題に関してはマニアックな知識を得ることができます。
私たちは日々生活する中で、様々なものを生産し、消費し、廃棄しています。
限りある資源が永遠と続くものではありません。
環境問題を他人事ととらえるのではなく、日々のみなさんの一つ一つの行動が地球環境に影響を与えていることを自覚し、エコロジーな行動を心掛けていただきたいと思います。
東京23区特別区 一般廃棄物許可について
扱うゴミの種類「許可対象物」はこちらをご覧ください。
普通ごみ、道路・公園ごみ、しさ・ふさ、汚でい、動物死体、医療廃棄物
一般廃棄物は区市町村に処理責任があります。
東京23区は特別区であり、市町村と同様な自治体となりますので、23区区別に一般廃棄物許可が存在します。
東京23区特別区 一般廃棄物許可番号「数」について
23区 第1号～第1445号
516業者
（普通ごみ、道路・公園ごみ、しさ・ふさ、汚でい、動物死体、医療廃棄物すべて含む）
※廃業などの場合は、許可番号は欠番となります。
東京23区別業者数
東京23区特別区 一般廃棄物許可業者数について
23区の収集の許可保有業者 27社
当社も23区全区域の許可を保有しています。
許可に関しては、各区に排出事業者が存在しないと、許可を保有することはできません。
許可に関しては、各区に排出事業者が存在しないと、許可を保有することはできません。
東京23区特別区 一般廃棄物の新規許可交付について
現在、東京２３区一般廃棄物収集運搬許可の新規受付は行っていません。
理由としては、現体制で十分な事業系一般廃棄物業者がおり、適正処理が確保されている状態である。許可業者の乱立により住民の健康や生活環境に被害が及ぶことが懸念されるためとなっています。
関東近隣の一般廃棄物許可取得業者数について
各市区町村でのごみ排出量が多い順となっています。
全国一般廃棄物ごみの排出量ランキング
環境省が公表する（平成30年度）一般廃棄物処理実態調査結果によると東京２３区のごみ収集量は区別にはデーター収集していないようです。
日本全国ごみ排出量ランキングは以下の表の通りになっています。
やはり東京は断トツ1位 4,383,468ｔ
東京を２３区と都下に分けた場合
23区：3,250,655ｔ 都下：1,132,813ｔ
当社の収集運搬実績：事業系ごみ1,137,729ｔ 9,093ｔ 0.8％
23区のみでも全国1位、都下も全国で10位とやはり驚異的です。
排出量ランキングを見ても、大都市が上位にランクされていますね。
全国一般廃棄物総排出量ランキング
全国一般廃棄物一人当たり排出量ランキング
つづいて、人口当たりのごみの排出量です。
東京は全国で41位と以外にも少ないですね。
東京は全国で41位と以外にも少ないですね。
東京23区における一般廃棄物「家庭系ごみ」と「事業系ごみ」の割合について
上記表は30年データー、こちらは令和2年11月までのデーターとなりますが、さらに排出抑制（リデュース）が進んでいるようです。
最後に、東京23区の一般廃棄物事業者数は近隣の地域と比べても飛びぬけていますね。
ごみの排出量も全国で圧倒的です。（23区だけでも全国一）
東京都の予算がノルウェーの国家予算と同等なんてニュースもありましたね・・。
また、コロナ禍によるステイホームの影響で、家庭系のごみが急増しています。
早くものと生活に戻れる日が訪れるといいですね。
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監修
利根川 靖
株式会社利根川産業の二代目経営者。業界歴20年で東京都廃棄物の組合理事も兼任。
廃棄物業界を盛り上げようと地方の業者と連携。得意分野はITツールにて生産性を高めること。
これからの若い人材が業界で働きたくなる魅力づくりに奮闘中。
