中型免許限定解除免許取得のお知らせ
この度、弊社スタッフ2名が中型限定解除の免許取得をいたしました。
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毎年のドライバースキルアップの一環として一般廃棄物収集担当ドライバーは「限定解除免許」を取得します。
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目次
中型限定解除免許とは
道路交通法が2007年に改正され、旧普通免許と大型免許の間に限定解除の中型免許が新設されました。その後2017年に改正され免許区分がさらに詳細に別れました。
弊社のスタッフは、旧普通免許を取得しているドライバーが全員ですので、限定解除に該当します。
旧普通免許 中型車(8t)に限る
総重量:8t未満 最大積載量:5t未満
限定解除すると・・・
総重量11t未満 最大積載量:6.5t未満
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なぜ中型免許なのか?
我々が日々利用する塵芥車も年々、環境規制などに対応するために車両の重量が重くなります。車両重量が重くなると、積載量(ごみの収集できる量)が少なくなります。
ごみを収集できる量が限られると、すぐに満杯となってしまい、清掃工場へ搬入しなくてはいけません。清掃工場も好きな場所に行けるわけではないので収集ルートが増え、複雑になってしまいます。するとコストがかかり適正な価格にてサービス提供ができなくなってしまいます。以下の点がメリットデメリットです。
【メリット】
1.正確なデーターを算出し作業性を向上
当社の塵芥車(巻き込みパッカー車)はすべて計量器が搭載されており、計量器により積載量が少なくなります。しかしながらお客様へご請求するのは重量ベースの請求となりますので、しっかりとしたデーターに基づき明瞭なご請求を行うためには必須アイテムとなります。以前は別の業務用計量器を使用していましたが、現場にて設置するにも時間がかかり、メンテナンス費用も掛かります。現在の車載搭載型の計量器の方がとても快適で生産性も高まります。また、各店舗の正確なデーターにより収集ルートの最適化も行えます。
敷いてはコストの最適化となります。
2.清掃工場のメンテナンス対応
都内23区の清掃工場は21か所存在します。日々止めることなく燃焼し続ける為には、メンテナンス工事が必須となります。
我々許可業者は23区どこの清掃工場に搬入してもいいわけではありません。
収集するゴミの量などにより、搬入量が週単位で計画されております。
現在も3か所の清掃工場が建て替え、メンテナンスも数か所計画的に行っております。
また、不適切なごみが搬入されると清掃工場の焼却炉が停止し全事業者が搬入停止となってしまいます。これを防ぐためには適正なごみの分別を行い、ごみの排出をする必要があります。
【デメリット】
1.運転免許のハードルが上がる。
2.交通規制(高さ、重量)などの規制がかかりルート構築に苦慮する。
長くなってしまいましたが、ごみ収集車(塵芥車)は各社いろいろな仕様があります。
是非町で見かける車両をよく見てみてください。各社のこだわりを感じることができますよ。
東京23区内で廃棄物収集運搬・処分・リサイクルにお困りの方は、下記のバナーをクリックし詳しい情報をお知らせください。
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監修
利根川 靖
株式会社利根川産業の二代目経営者。業界歴20年で東京都廃棄物の組合理事も兼任。
廃棄物業界を盛り上げようと地方の業者と連携。得意分野はITツールにて生産性を高めること。
これからの若い人材が業界で働きたくなる魅力づくりに奮闘中。