脳ドック検診はじめました
運転中の脳血管疾病(クモ膜下出血、脳血栓等)による不慮の事故が毎年数件報告されています。
発症した運転手は勿論ですが、それによって引き起こされた事故の被害者にとっても何とも言えない悲惨な状況であり可能であれば予防策を取りたいとのことで、弊社では随時「脳ドック」を行って潜在的な不安因子を発見しようということになりました。
私はドライバー程ではありませんが営業で車に良く乗ること、また年齢的、肉親に脳血管疾病の発病者がいたこともあって光栄(?)にも脳ドックの第一号受診者となりました。
なんと!ありがたいことに30,800円(税込み)もする検査料は会社が全額負担!
毎月、1~2名の社員を受診させてくれるとのこと。まあ、検査のためのお休みは有給休暇や公休日となるものの、自分の命と高額な検査料を考えたら嬉しい限りです。
それでは、脳ドックレポート開始です。
その前に「脳ドック」とは
脳ドックとは、MRI(Magnetic Resonance Imaging)やCT(Computed Tomography)等を使用して脳内血管の状態を調べ、血管に発生している「瘤」(「りゅう」=「こぶ」)や先天的な血管の異常を発見する検査のことを言います。今回、私が受診するのはMRI検査です。
脳内血管の瘤や異常は、年齢や健康状態で破裂等が発生する危険性が高く、放置しておくと将来的に疾病の原因となるものなので、脳ドックで事前に発見して予防的措置(ステント手術等)をしておけば安心できるということです。
無論、この脳ドックを受診したからと言って100%脳血管疾病が防げるということはありませんが、破裂する可能性のある「爆弾」を見つけることはかなりの予防策にはなりますし、血管の異常の有無に加え、高血圧症や動脈硬化症にならない様な食生活や生活スタイルを合わせることが大切です。
いざ、「脳ドック」へ
検査日は2022年2月5日(土) 午前8:15までにJR鶯谷駅と日暮里駅の中間にある「医療法人社団 せいおう会 鶯谷検診センター」に来て下さいということで、事前に渡された簡単な問診票(チェックシート)を確認して自宅を出発。
自宅の最寄り駅から日暮里駅は隣駅(乗車時間2分)。ドアtoドアでも20分はかかりません。直接歩いて行っても30分程度ですのでどちらで行こうか迷いましたが、朝は寒かったのと折角のお休みだし、内臓の検査と違って事前の飲食制限も無いので日暮里駅前の喫茶店で一息入れてから向かいました。
日暮里駅から徒歩5分弱。「時間厳守」と受診票に記載があります。この「8:15」という早い受診時間は、他の本格的な検査や検診が始まる前に短時間(MRI検査自体は15分程度)で行えるために設定されていると聞いていたことと、私のせっかちな性格も相まってかなり余裕を持って8:00に検診センターに到着です。かなり以前にやはり弊社の健康診断で来たことはありましたが、当時と違って綺麗なビルに建て替えられていました。
検診センターに駐車場は有りませんが、近くにはコインパーキングや1時間用のチケットパーキング(路肩駐車)が沢山あるので交通の便の悪い方はそちらを利用しても良いでしょう。但し、検診センターは尾久橋通りに面しているもののコインパーキングの多い一本南側の区画に入るとラブホテル街があり道路も狭いので大きな車では行かない方が良いですね。(当然ですが、基本的には電車利用をお勧めします。)
「脳ドック」手順
受付
最初に右側(白い矢印)の受付に行くと「お隣(赤い矢印)の4階へどうぞ。」と言われたので、そちらの4階へ。(男女が別棟になっているのかも知れません。)受付はまだ開いていませんでしたが番号表(赤い矢印)を取ってベンチで待つこと約10分。8:13に受付の女性スタッフが現れて名前を呼ばれました。
着替え
受診票と問診票を渡し、更衣室で検査着に着替えます。(更衣室のロッカーは小さめ)首から上の検査ですがMRI検査なので下着と検査着になるのは必須なのです。MRI検査機器は強力な磁力を用いますので金属類は厳禁です。
先日も海外で検査室内に置いてあった(本来は室内にあってはいけない)消火器が磁力によって飛んできて被験者に当たり死亡した事故が起きたので、結婚指輪と腕時計以外の金属類を身に着けない私でも再確認します。皆さんも充分に注意しましょう。(問診票等に注意書きがありますのできちんと読みましょう。)
検査
先に検査を受けていた方がいたのでここでも約10分待った後で、いよいよMRIの検査室へ入ります。(8:30位か?)検査技師の方から注意、要点を聞きつつベッドに横になると検査の開始です。
MRI検査は何度もやっているので私は慣れていますが、初めての方はトンネル状の機械の中に押し込まれ、「ドンドンドン! ブーブーブー!ガーガーガー!」と大きな音がするのでビックリすることでしょう。
不安を煽る様で恐縮ですが、レントゲン撮影の時に「動かないで」と言われますが同様にMRIも撮影中に動くと映像がぼやけてしまうので動いてはいけません。問題はレントゲン撮影は一瞬で終わりますが、MRIはトンネル内に入ったら終わるまでは動いてはダメす。初めての方はキョロキョロしたくなる気持ちは分かりますが、我慢して下さい。
一応、頭が動かない様に軽く固定はしてもらえますので検査中の約10分の緊張感を楽しむのも良いでしょう。事前のお知らせ通り、およそ15分(検査10分、説明等5分)で検査自体は終了です。4階の受付けを済ませてから検診センターを出るまでは40分弱でした。
終了
検査結果は後日、自宅に届くそうなので、検査の無事を祈りつつ帰途に付きました。
レポート後記
私は地元住民ということ、この脳ドックの後に竹ノ塚の病院に行く用事(検査のはしご!)があったのでどこにも行きませんでしたが、日暮里周辺には「日暮里繊維街」や「駄菓子屋」以外にも観光スポットがいくつかあります。
中華手打拉麺 馬賊
馬賊HPより
まず、検診センターに近い日暮里駅東口ロータリーには食べログでも有名な「馬賊」というラーメン屋があります。ここは店頭で職人さんが麺を手で打っていて見ることができます。お勧めは味噌ラーメン。お昼時は並んでいるのでご注意を。
太田道灌
そして、歴史好きの方には「太田道灌」の銅像。太田道灌は室町時代後期に現在の江戸城の前身を築いた文武両道の武将でしたが、その優秀さを妬んだ主君に暗殺された悲劇の人でもあります。
谷中霊園
線路を渡って西口には、桜の名所の「谷中霊園」があります。広大な敷地の至る所に桜の木があって花見の季節には大勢の観光客が押し寄せます。
上野公園
霊園は上野まで続いていて、博物館や上野公園(こちらも桜の名所)に行くことも可能です。
ちなみに、鉄道好きの人気スポットはこの東西の改札口を結ぶ跨線橋。山手線、京浜東北線、常磐線、京成線、新幹線等々の様々な路線の電車を見ることができ、子供たちがひっきりなしに通る電車に手を振る光景が見られます。
谷中銀座商店街
谷中霊園の横を少し進むと、これまた有名な「夕焼けだんだん」と言う美しい夕焼けを見る事ができる階段。その下は下町情緒満載の「谷中銀座商店街」(谷根千観光スポット)があり、食べ歩きスポットにもなっています。
ここでのイチオシは、かき氷の「ひみつ堂」(氷蜜堂)。柔らかで絶対に頭が痛くならない氷の上から特性シロップ・・・、いや、ソースの様な濃厚な果汁を掛けたかき氷はとにかく絶品!夏は勿論、冬でも整理券を配っている程の人気店です。かき氷にしてはかなりお高めですが、チャンスがあったら是非一度食べてみて下さい。
日暮里駅東口(北口改札)には無料観光案内所があり、そこには観光マップが置いてありますので、ご興味のある方はご覧下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
健康第一、みなさんも検診は定期的に行いましょう。
脳ドック 結果
2022年2月24日に脳ドックの検査結果が送られてきました。意外に分厚い封筒なので、恐る恐る開封してみると中には「画像診断報告書」なるものが入っており、【脳MRI : 判定「B」と!!!
「ヤバい。どこか悪いのか・・・? 別にどこも痛いところはないし・・・。」微妙に血の気が退(ひ)いてきました。
ところが良く読んでみると、所見には「両側 副鼻腔 副鼻腔炎」と。お陰様で、脳と頚部には異常は無かったのですが副鼻腔炎でした。脳ドックで、まさか副鼻腔炎が判明するとは思ってもみなかったのでビックリするやら安心したやら。(汗)
日常生活には支障は無く、新たな症状が出た場合は医師にご相談下さいとのことでしたので、新型コロナウィルスが落ち着いたら耳鼻科に行こうと思います。
ちなみに、分厚い封筒の犯人は「検査結果の見方と活用」という説明書で、この説明書は異常が無ければ不要な物でした。(今回の脳ドック以外のいろいろな部位の説明まで載っているので分厚い)それと、ご案内(コマーシャル)。
いやはや、何事も無くて良かったです。でも、今現在は問題が無くとも食生活等によって脳血管疾病が引き起こされる可能性はありますので、今後も気を付けて行きたいと思います。
おまけ
新型コロナウィルスの3回目の予防接種のお知らせが我家の郵便受けに入っていたので、すぐに開封してスマホで予約開始。ところが、1回目と2回目に接種したファイザーは既に「満席」。
約2ケ月間のカレンダーのどこの日時をタッチしても「予約はできません」になっています。「さっき届いたお知らせで満席とはどういうこと?」と思いながら、「モデルナ会場」を検索すると、何とガラガラに空いていて日曜日でもあっさり予約ができました。
ファイザーでは殆ど出なかった副反応を心配しつつ打ってきましたが、翌日に腕が多少痛いのと、若干の倦怠感で済んでいます。
監修
利根川 靖
株式会社利根川産業の二代目経営者。業界歴20年で東京都廃棄物の組合理事も兼任。
廃棄物業界を盛り上げようと地方の業者と連携。得意分野はITツールにて生産性を高めること。
これからの若い人材が業界で働きたくなる魅力づくりに奮闘中。