2021.02.09 業界情報
地球環境にやさしい運転エコドライブ10の取り組みとは?
・二酸化炭素排出量の削減ってどうすればいいの?
・他の会社のトラックの燃費はどのくらいなのか?
弊社は東京23区を中心とした廃棄物収集運搬及び処分リサイクル会社であり、年間数千トンもの廃棄物を適正に運搬・処分している会社です。
この記事は以下のようなことが記載されています。
この記事を読むことで廃棄物業者の運転に対する取り組みや燃費などがわかります。
環境問題に向き合い個人個人が自覚ある行動を積み重ねないといけませんね。
エコドライブとは
エコドライブとは環境にやさしい運転を心掛けて、環境負荷低減を行い、地球温暖化防止対策を行う運転のことです。
日本政府は2050年までの温室効果ガス排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」脱炭素社会の実現を宣言しました。
先日も、政府は2030年代半ばにガソリン車の新車販売をゼロにし、すべてを電気自動車やハイブリット車にする目標を打ち出しました。
脱炭素化社会に向けての取り組みが世界各所で行われています。
地球にやさしい運転エコドライブを行うことで以下のような効果が期待できます。
エコドライブを導入することによる効果
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CO2排出量の削減
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燃料消費量の削減
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事故の減少
地球温暖化問題
そもそも環境問題で多く語られる「地球温暖化問題」について振り返ってみたいと思います。
【原因】
大気中にある二酸化炭素やメタン・フロンガスなどの温室効果ガスが増え、地球が太陽からの熱を放出する際に「温室効果ガス」によって熱が吸収され、熱が留まり地球が熱い状態のままであることが原因とされています。
【結果】
近年地球温暖化により平均温度が上昇し、気象災害(豪雨・台風・猛暑)が増えています。
こういった気候変動はグローバルな社会・経済システムに深く起因しており、私たち一人一人が自覚ある行動を行っていくことが必要です。
IPCC第5次評価報告書(2014)によると、このまま何も取り組みを行わなかった場合、21世紀末には2.6~4.8℃気温が上昇すると予測されています。
世界国別二酸化炭素排出量
温室効果ガスの影響度が大きいのが、二酸化炭素排出です。
二酸化炭素排出量は世界国別にみると、以下の順になっています。
1.中国 2.米国 3.インド 4.ロシア 5.日本
二酸化炭素排出量の割合
我が国における社会活動における二酸化炭素排出量の割合は上図の通りです。
我々の業界に関係する「運輸部門」「廃棄物」部門は全体の20.3%を占めており重要な責務があります。
エコドライブの具体的な実施内容
- 急発進・急加速をしない
- 無駄なアイドリングをしない
- マニュアル車は早めのシフトアップを心掛ける
- 適正な回転数(速度)で走行する
- タイヤの空気圧を適正にする
- 無駄なものを積まない
- エンジンブレーキを活用する
- エアコンの使用を考える
- 無駄な走行を避ける
- 渋滞を避ける
エコドライブ当社での取り組み
デジタルタコグラフの活用
車両走行に係る記録装置で、設定する「速度の超過」、「急発進」、「急減速」などを記録媒体に保存できる。
毎日の運行記録としてサーバーに保存される。
エコドライブ運転の点数が表示・記録される。
社内安全運転講習会の開催
ドライブレコーダーとの連携で、危険運転を集め、社内安全講習会にて情報共有を行い事故防止に努めています。
社内で表彰制度を実施
半年間の期間集計を行い、エコドライブ賞を表彰する。
入賞者には賞状、金一封、優良シールが授与される。
東京23区廃棄物収集運搬における、当社のデーター
東京都23区の廃棄物を収集運搬するにあたり以下のデーターの通りとなります。
1日平均走行距離:100km 全社平均燃費:4.57km
可燃ごみ・古紙回収車両(パッカー車)
可燃ごみや段ボール古紙を回収するパッカー車は、車両重量も重く、回収中は巻き込み動作を行い、エンジンの回転数も高くなります。燃費は悪くなります。
不燃ごみ回収車両(アルミ箱車)
不燃ごみを回収する箱型タイプの車両は、車両重量も軽く、回収中はエンジンストップし、重量物を運んでいないので、燃費は良くなります。
都内の交通事情を加味すると渋滞によるSTOP&GOが多く燃費は総じて悪い傾向です。
電気自動車やハイブリッド車もありますが、まだまだ小型の車両が多く、乗用車ほど燃費効果が見込めないのが現状です。
皆さんも是非、地球温暖化を防止する日々の行動を行ってみてください。
当社では東京23区を中心に廃棄物の収集運搬を行っております。
お問い合わせは下記のバナーをクリックし詳しい情報をお知らせください。
ご興味ある方は下記のバーナーをクリックし、詳しい情報をご覧ください。
監修
利根川 靖
株式会社利根川産業の二代目経営者。業界歴20年で東京都廃棄物の組合理事も兼任。
廃棄物業界を盛り上げようと地方の業者と連携。得意分野はITツールにて生産性を高めること。
これからの若い人材が業界で働きたくなる魅力づくりに奮闘中。